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ドキュメンタリー映画『鉱毒悲歌そして今』

先日、田中正造大学の特別企画として上映されたドキュメンタリー映画『鉱毒悲歌そして今』を拝見しに、栃木県佐野市を訪ねてまいりました。機会がありましたらぜひ皆様にも直接見ていただきたいと思うドキュメンタリー映画でしたので、ネタバラシは避けたいと思います。なので、あまり詳しいことは書かない方がいいと思います。しかし、田中正造が亡くなられて100年以上経ちましたが、その間、水俣病や福島の原発事故など、人々の苦しみは繰り返されてきました。田中正造が生きていた明治や大正の頃と比べて、私達は本当に進歩した幸福で豊かな生活を日々送っていると言えるのか、とても考えさせられました。上映後のトークショーにおいて、制作された方々が訴えていらっしゃったように、この記録を次の世代にどのように伝えていくのか、私たちに課せられた重い責任なのだろうと感じています。私には子供がおりませんが、ぜひ小さい幼い子供達と、質問され、それに答えながら、一緒に考えながら観たい映画でした。制作された方々、監督の熱い思いがしみじみと伝わってくる、とても貴重な時間を過ごすことができました。このような機会をいただき、どうもありがとうございました。

佐野の名物にポテトフライがあるのを知りました。ご当地キャラの佐野丸が、刀のように腰にさしている、串団子のような形をしているものです。時間よりも少し早めに到着したため、佐野厄除け大師にお参りし、田中正造のお墓にお参りした後で、お昼ご飯として2串いただいてまいりました。ブラウンソースが揚げたてのジャガイモとマッチして、とても美味しかったです。私はイギリスで3年半暮らしていたことがありますが、週一回金曜日の夜に食べるフィッシュ&チップス(ポテトフライ)がご馳走でした。揚げた白身のフライとポテトフライにビネガーとブラウンソースをたっぷりとかけてもらったものが好きでした。その時のことを思い出し、私はつくづくジャガイモが好きなんだと思いました。またいただきたいと思います。三代