歴史検定(1)世界史
昨年の11月末に、歴史能力検定を受けてきました。このサイトにおいて、これまで数カ月にわたって、高校を中退して以降の自分の半生を振り返ってきましたが、歴史能力検定2級もしくは1級に合格すると、私が高校中退した時に受検した大学入学資格検定の現在バージョンである高校卒業程度認定試験の世界史Bあるいは日本史Bの受検が免除になるということだったので、後学のためにも、どんなものか実際に受検しておきたいと思ったからでした。
これまで何度か述べさせていただきましたが、私は高校時代、親元を離れて寮生活を送っていたこともあり、すっかり自分を見失って高校1年の出だしから、すでに落ちこぼれてしまっていました。授業もわからず、つまらなかったので、授業中はよく机に突っ伏して熟睡していました。特に世界史の授業は、先生がとても真面目で、面白くもなんともなかったので、授業中は全くもって睡眠のための時間になっていました。ですので、高校1年のときに世界史の授業を受けていましたが、授業の時の記憶はほとんどありません(もっとも、35年近く前の話ですが)。まあ、強いて挙げるならば、テストで百年戦争についての論述問題が出されたのですが、当然授業を聞いていないわけですから全くわからなかったにもかかわらず、適当に書いてマスを埋めたのですが、どういうわけか、結構部分点をもらうことができて、先生から嫌味の一言二言を頂戴した記憶があるくらいです。というわけで、高校を中退してからすでに35年近く経ってしまっている上に、高校時代もほとんど授業を聞いていなかったので、まあ世界史については、真っさらな状態から勉強を始めたと言っていいのではないかと思います。どうも私は、カタカナの表記がなかなか頭に入ってこないという意識があり、特に世界史については、高校時代から苦手意識がありました。そんな私だったのですが、高卒認定試験で免除を受けられる歴史能力検定2級(世界史および日本史)に合格するためには、どれくらいの勉強が必要なのかを体験しておこうと思い、第40回歴史能力検定世界史および日本史それぞれ2級に挑戦してきました。
ちなみに、歴史能力検定協会のホームページの記述によれば、2級というレベルは、高校で学ぶ程度ではありますが、比較的高度な歴史知識が要求され、自信がある人向けの試験だとのことでした。特に世界史については、私などは真っさらな状態から勉強することになるので、はじめから自信などあるわけもなく、昨年のはじめに、歴史検定を受験することに決めたその時から、数ヶ月かけて、検定試験に向けて準備をすることにしたのでした。
今から35年近く前、私が高校生の時に使っていた世界史の教科書を、引っ張り出しました。私が高校生だった当時も、チェックペンを使って、重要語句を暗記をしようとしていたようです。しかし残念ながら、全くといってよいほど、頭に残りませんでした。
現在の高校生の教科書を眺めてみると、写真もカラーで、とても興味を抱かせてくれるように配慮されていると思います。私が高校生だった頃と比べて、とても羨ましく思いました。 三代