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歴史検定(3)世界史

歴史検定(3)世界史

 

私はどうも勘違いしていたようです。歴史能力検定2級を取得するには、世界史と日本史の両方に合格する必要があると思っていました。なので、世界史は高校時代から全く苦手にしていましたし、できれば受験などしたくなかったのですが、2級取得のために、まあしょうがなく勉強することにしたわけです。でも実際には、日本史2級、世界史2級というように、別々に受験しても良かったようです。なので、できればゆっくりと時間をかけて、年代など細かいところをもっと勉強しておきたかったと思いました。

 

結局、日本史と世界史の両方を受験することになってしまったわけですが、しかも結構な額の受験料を支払ってしまったこともあり、不合格なんて考えられず、なにがなんでも1回で合格しなければならなくなってしまいました。私のように、まっさらな状態から世界史を勉強しなければならないとすれば、まあ世界史だけでも1年くらいかけて、高校時代に使っていた教科書を読みながらじっくりと取り組みたかったのですが、結局時間がなくなってしまい、山川出版の「30日完成スピードマスター」を何度か繰り返すという、かなり速成感の否めない受験準備となってしまいました。

 

センター試験の世界史の過去問(赤本)を何度かトライしてみて、まあ、コンスタントに8割くらいは取れていたので、なんとかパスはできるだろうと目論んでいましたが、でも実際に試験会場で試験を受けてみると、なんというか、やっぱり嫌なもんですね。50歳をすぎて、多少緊張していたこともあったのでしょうが、問題文を読んでも全然頭に入ってきませんでした。なので、何度も何度も問題文を読み返すことになり、それだけ時間がかかってしまうことになります。試験官の方から「あと10分です」という掛け声があったときには、まだ全ての問題を解き終わっておらず、結構問題が残っていたので、慌ててしまいました。大学入試の時の記憶が蘇りました。時間との戦いといいますか、焦りながら問題文を読みつつ、答案を埋めていく感覚は、何度経験しても嫌なもんです。普通であれば、うちに帰った後に自己採点ができるように、解答を何度も見直しながら問題用紙に答えを写していくのですが、今回は見直す余裕が全くありませんでした。普段の勉強では、年齢のこともあり、なかなか読んでいる内容が頭に入ってこないので、私は声を出しながら勉強することが多いのですが、試験会場では声を出しながら問題を読むこともできないので、このことも苦戦の一因だったように思います。


速成感の否めない受験となってしまい、点数も、まあ家でセンター過去問をやってみたときに取っていたぐらいの点数でしたので、一応、自分のベストは尽くせたのではないかと思います。

 

高校時代に、あれだけつまらなかった世界史が、とても面白い教科だったことに、50代にして気がつくことができました。30年間、私はなんという損をしてきたのだろうと正直思います。もったいない事をしてきました。これを機会に、もっといろいろなことについて勉強していければと思いました。

 

YouTubeで世界史の授業を公開されていた山﨑先生やゆげ先生は、無償でそのような活動をされているとのことでした。頭が下がる思いがします。そして、新しい世界を覗かせていただき、感謝しています。どうもありがとうございました。  三代