歴史検定(6)日本史
このように、文化史や近現代史についてはまったくお手上げだったにもかかわらず、試験まであと2ヶ月という状態でした。一応、山川の日本史の最新の教科書(紙も上質で、カラーで見やすい)を購入し、じっくりと勉強しようと思っていたのですが、これでは間に合わないことを悟り、結局、日本史についても、山川の『30日完成スピードマスター日本史問題集』だけに集中することにしました。1回目の段階で、やはり文化史や近現代史については惨憺たるありさまだったのですが、もう時間的な余裕がなかったので、2回目以降は間違ったところだけを集中して繰り返すことしかできませんでした。まあ半分ダメかもしれないと心の中では思いつつ、このスピマスで間違ってしまったところだけはなんとか完璧にできるようにしたいと思い、結局試験前日までかかって、日本史の準備をすることになってしまいました。まあ残念なことに、日本史にしても世界史にしても、突貫工事的な準備しかできず、甚だ不本意ではありましたが、このような調子で、一応一通りは準備してきたのでした。
昔話になりますが、私が35年近く前に共通一次で日本史を受けていた時に、斜め後ろの学生がどうもすぐに終わってしまったとみえて、靴をカンカンカンカンと床に踏みつけてリズムをとっていました。それがどうにも気になってしまい、まったく集中することができませんでした。やっと終わったと思って次のページをめくったら、まだ問題が続いていて、もう大慌てで、辛うじて時間内にマークシートを埋めることしかできなかったのですが、その時の苦い思いは今でも覚えています。今回の歴史検定でも、年齢のせいだと思うのですが、問題文がまったく頭に入らず、まだ全部解き終わっていない状態で、試験官の方から「あと10分です」という掛け声を聞いた時には、35年前の共通一次の時の記憶が蘇りました。あの時の焦りと言いますか、頭が真っ白になるような感覚は、やっぱり何度経験しても、嫌だなあと思いました。
結果から言いますと、まあ辛くも合格することはできたのですが、でも試験自体はとても難しかったと思います。見たこともないような語句が結構出てきていましたし、凡ミスも結構あったので、正直合格できてラッキーだったと思います。
実際のところ、世界史については合格率が60%近くあったようなのですが、日本史については40%を大きく下回り、およそ35%ぐらいでした。なので、やはり日本史の問題は難しかったのではないかと思います。
今回の日本史、世界史の試験勉強では、ともに山川の『30日完成スピードマスター』シリーズに助けてもらったと思います。見た目としては、薄いし小柄だったので、不安ではあったのですが、大活躍してくれました。とても良い教材だったと思います。
三代