第4回東京エクストリームウォーク100

第4回東京エクストリームウォーク100

 

5月14日から15日にかけて行われた、第4回東京エクストリームウォーク100に参加してきました。

 

神奈川県の小田原城を出発点として、東京の神宮球場をゴールとする100キロのコースを、制限時間24時間で歩きます(私は、通常の時間よりも早めにスタートするアーリースタートでエントリーしたため、制限時間は26時間でした)。

 

私は今回初めて参加させていただいたのですが、他の参加者は皆さん、スタート直後からものすごいスピードで歩かれていました。このままでは最後までもたないと思いながらも、集団についていかないと、この先、道がわからなくなってしまうと思い、なんとかついていくことにしました。私は車の運転免許を持っておらず、例えば、国道1号線がどの辺りを走っており、どの道をまっすぐ行けばどこに通じるのか全くわからないので、一応スマホは携帯していたのですが、皆さんの後ろについていくしかなかったのです。

 

 

 

出発地点の小田原城の城門。前日から降り続いていた雨が止まず、土砂降りの中、スタートの時間まで待機していなければなりませんでした。雨に濡れた足元で、これから100キロを歩かなければなりませんでした。

 

先月に開催された70キロマラソンで途中棄権したこともあり、100キロウォークではそのリベンジを果たそうと思い参加を決意したのですが、やっぱり大変でした。小田原城を出発した後、しばらく国道沿いを歩いたのちに、砂浜を横切るようにして第1エイドステーションにたどり着く際に、シューズの中に砂が入ってしまったようでした。最初のうちは気にもならなかったのですが、烏帽子岩を右に見ながらしばらく海岸線を歩いていくにつれて、足がヒリヒリと痛くなり始め、次の江ノ島付近でのチェックポイントで靴を脱いだときには、大きなマメも潰れて皮がめくれ上がり、そこに砂が入り込んでしまって、もうどうにもならなくなっていました。朝の受付時にワセリンのサンプルをもらったので、応急処置として砂を払い、ワセリンを厚めに塗って、なんとかしのぐことにしたのですが、これがまあ、応急処置としては良かったのだろうと思います。なんとか歩き続けることができました。

 

今回、100キロウォークに参加したいと思った理由の一つは、夜の都会の中を歩いて見たいという、ちょっとした希望がありました。でも、横浜の夜景はとても綺麗だったのですが、真夜中の東京は、なんだかとても寂しく感じました。特に、15日(日曜日)早朝の東京はあまり天気も良くなく、人もあまりいなかったので、なおさらそう感じたのかもしれません。特に、東京に入った頃には、眠気もかなりあったのだろうと思います。早くゴールしたいという気持ちがとても強くなり、なかなかゴールにたどり着けないもどかしさがありました。自分が今どこにいるのかもわからなかったので、なんだか2倍以上疲れてしまったように思います。

 

それでもなんとか、22時間4分でゴールにたどり着くことができました。前にも書きましたが、私は車で道路を走ることがないため、いま自分がどの辺りを歩いているのか、全くわかりませんでした。そんな中、特に夜間ですが、要所要所で私たちのことを誘導してくれた、大会関係者が振ってくれていた誘導灯の赤い光が見えると、とても安心することができました。やはり、エイドステーションにたどり着くと、とても安心することができました。とてもありがたかったです。

 

 

 

 

 

 

 

東京にたどり着いてからがとても大変でした。眠気もあったと思いますが、なかなかゴールにたどり着けず、とてももどかしいと言いますか、焦りを感じていました。そんな中、誘導員の皆様が振っていた誘導灯の灯りが、とても頼もしく感じていました。とても勇気付けられるような思いがしました。関係者の皆様方、どうもありがとうございました。

ゴールしてから、家に帰るまでの電車の中では、椅子に腰掛けたとたんに眠りに落ちてしまったので、やっぱりとても眠かったのだろうと思います。最寄りの駅から家までは歩いて15分くらいかかるのですが、足が痛くて歩くのはとても苦痛だったのですが、24時間歩いてきたわけですし、あと20分くらい同じだと思い、とぼとぼと歩いて帰ってきました。

 

家の玄関で靴を脱いで見たら、やはり悲惨なことになっていました。足の皮がめくれ上がり、そこに砂が混じって、血だらけでした。歩き終わったばかりでなんなのですが、いまの正直な感想は、もう24時間歩くのはこれっきりでいいかなあと思っています。

 

 

 

 

しばらくは、まともに歩けそうもありません。まあ、少しずつ良くしていこうと思います。

最後になりましたが、とても良い経験をさせていただき、どうもありがとうございました。まるまる1日という大会の運営も大変だっただろうと思いますが、このような大会に参加することができてとても良かったと思います。正直なところ、ちょっと歩くのもしんどいので、またの機会があるかどうかはわかりませんが、まあ多分ないと思います。でも、とても良い思い出ができました。大会関係者の皆様方、道中、車の窓から声援を送ってくださった皆様方、どうもありがとうございました。  三代