英語の勉強 7ー自分の英語の実力について 1
自分が興味を持ったことについて世界中の人々と話し合い議論してみたい、特に高齢化の問題に関してなのですが、国籍にかかわらずなにがしかの貢献を自分なりにしてみたいといった動機から、本気で英語に向きあおうと思い、そのためにこれまでいろいろと試みてきたことやこれからチャレンジしてみたいと思うこと、これまでやってみて失敗だったと思うことなどを、これから何回かにわたって書いていきたいと思うのですが、その前に、これまでの自分の実際の英語力について簡単に触れておきたいと思います。
英語の力を測るメジャーな指標としては、英検やTOEICのような、英語能力の検定試験がよく用いられるのだろうと思いますが、私はこれまで、一般的によく使われている英検を受けたことはありません。私が大学生だったのはもう30年以上前の話なのですが、大学のクラスメイトから紹介された英検の試験会場での試験監督のようなアルバイトをしたことがあって、英検の裏側とでもいいますか、なんだかみてはいけないものを見てしまったような感じがして、英検を受けようという気にはこれまでなりませんでした。もう今から30年前の話ですし、いまでは大学入試にも英検の結果が使われることもあって、当時とは比べ物にならないくらいクオリティーも高くなっているでしょうし、グレードも上がっていることだろうと思うのですが、あの時、面接試験の審査員をしていた先生方にお弁当かなんかを配った記憶があって、どうしてもあの時の、面接試験の審査員の先生方が控え室でお弁当か何かを食べている時の、なんだか見てはいけないものを見てしまった感を拭い去ることができず、英検を受ける気にはこれまでなれませんでした。TOEICについても、どちらかといえばビジネス英語の検定試験というイメージがあったので、研究者としてのトレーニングを受けるためにアメリカやイギリスに留学することを目指してきた自分には、少し縁遠い気がしました。なので、TOEICも一度も受けたことはありません。
その代わりと言ってはなんなのですが、アメリカに留学するためには、TOEFLのスコアを学校側に提出しなければならなかったので、ほとんど義務的に、イヤイヤ何度かTOEFLを受けました。以前のブログにも書いたのですが、今から30年近く前、アメリカの大学院に留学するためには、多くの大学院で550点を要求されることが多かったと思いますが(現在では、採点法も変わっているらしく、点数の表し方も変わっているようです)、辛くも、なんとかこの点数をクリアすることができました。ただ、大学院によって要求されている点数は違っていて、例えばハーバード大学のようなトップ校や英文学や言語学のような高い英語能力を必要とする学部などでは、もっと高い点数が要求されていたでしょうし、その反対に、私が進学したデラウェア大学大学院では、実際には520点しか要求されなかったので、まあ大学や学部によって、要求されていた英語力は異なっていたと思います。何れにしても、辛うじてですが、アメリカの大学院に進学するのに要求されていたTOEFLのスコアは、なんとかクリアすることはできていました。