翻訳作業 11日目
昨日と同じ段落の後半部分です。私が最初の大学院の院生だったときに、いろいろと感じていた不満について述べています。自分が思い描いていたような研究を進めることができず、思い悩んでいました。このときに右往左往しながら、いろいろと悪あがきをしてきたおかげで、今の自分があるのだろうと思います。正直、人からどう思われているかわかりませんが、まあ自分自身としては、悔いていることはまったくありません。私は、本文の中で以下のように述べています。
最近の高校の生物では、進化とは、集団内における遺伝子頻度の変化として定義されているようなので、今であれば、殺虫剤抵抗性を進化遺伝学的に研究したいといっても理解してくれる人は比較的いるでしょうし、実際、殺虫剤抵抗性を進化遺伝学的な観点から研究している研究室も、現在ではいくつかあるようです。ですが、当時はまだなかなか理解してくれる人も少なく、特に私が一番はじめに所属した大学院の研究室は農学系でしたので、いろいろと不満をかかえつつ、右往左往しながら研究を続けていました。(三代、2021、p. 1 〜 2)。
この後半部分では、客観的な記述というよりは、自分の感想といいますか、主観的な記述がメインですが、Google翻訳で最初に出てきた英訳は、客観的な記述がほとんどだったこの段落の前半部分のものよりもしっくりときていたように思います。自由度があまりない客観的な記述よりも、自由度に溢れた主観的な記述のほうが、しっくりとくる英訳が出てきたことに少し驚きました。とはいえ、文になっていなかったところもあったので、そこらあたりを修正することにしました。
In recent high school biology, evolution seems to be defined as changes in gene frequency within a population. Therefore, I believe there would be more people now who could understand what I was saying at that time, and indeed several laboratories seem to have been currently conducting research on insecticide resistance from an evolutionary genetic perspective. However, at that time when I was a graduate student, there were still few people who could show their understanding to me. Especially, since the laboratory I belonged to in my first graduate school was in the field of agriculture, I needed to continue my research with feeling frustrated.
この英訳をGoogle翻訳にかけたところ、納得できる日本語訳が得られたので、これで良しとしました。