翻訳作業 12日目
ここから、筑波大学の博士課程で私が行った研究の概要を説明していくことになりますが、その前に、当時アメリカの修士課程で学んでいた私が、進学先を筑波大学の大学院とした理由について簡単に述べています。私は本文の中で以下のように記述しています。
そのようななかで、日本の筑波大学にショウジョウバエを実験材料とした進化遺伝学の研究室があることを知りました。小熊讓教授(当時)の進化遺伝学研究室です。小熊先生の研究室では、進化としてより理解してもらいやすいと思われます種分化の研究が行われていましたが、同時に、低温耐性や乾燥耐性といった環境的な変化(選択圧)と遺伝的変異というテーマについても研究されていたので、殺虫剤抵抗性を進化遺伝学的に研究したいという私の希望も理解していただけるのではないかと思い、門を叩かせていただいたわけです。実際、博士課程の5年間および研究員として1年間お世話になることになりました。(三代、2021、p. 2)
ここでは、It is ~ の構文で少し手間取ってしまい、なかなかうまい英訳を得ることができませんでした。結構時間がかかってしまいましたが、それでも英訳と和訳をなんどもつき合わせて、一応以下のような英訳を得ました。
Under such circumstances, I learned that there was a laboratory at the University of Tsukuba in Japan where evolutionary genetic research was conducted using fruit flies as experimental materials. It is the Evolutionary Genetics Laboratory of which Professor Yuzuru Oguma was the advisor at that time. In Professor Oguma's laboratory, research on speciation, which is thought to be easier to imagine as evolution, was being conducted. However, since several research on the relationship between genetic variation and environmental stress (selection pressure) was also being conducted in his laboratory, including cold resistance and desiccation resistance, I thought that he could understand my aspiration to study insecticide resistance from an evolutionary genetic perspective. Hence, I decided to knock on the door of Professor Oguma's laboratory for his instruction. Indeed, I was indebted to him for five years as a PhD student and one year as a part-time researcher.
やはり私の場合、どうしても英文が説明的になってしまうので、一つ一つの英文が長くなってしまう傾向があると思います。それでも一応、Google翻訳にかけて和訳を得たところ、まあまあ納得のいく訳が得られたので、これで良しとしました。もちろん、ご批判等あれば、ご指摘いただければ幸いです。