翻訳作業 28日目
今日は、これまでの段落の続きで最後の部分です。認知症だった祖母の介護が、私に高齢者介護に向き合う直接的な機会をくれたことを述べています。私は本文の中で以下のように記述しています。
高齢者介護において、相手のことを知ること、相手の状態を理解することはとても重要なことなのだと改めて思います。それは、実家から離れて一人暮らしをしていた自分には、困難なことではありましたが、子どもたちと離れて暮らす高齢者の単独世帯、高齢夫婦のみの世帯が大きな割合を占めるこれからの高齢者介護のことを考えた場合、とても大きな示唆を与えてくれたと思います。介護付き有料老人ホームに入所していた祖母を、両親と交代しながら、毎日のように見舞いに行きました。父方の、認知症になってしまった祖母の存在が、私に介護と向き合う直接的な機会を与えてくれました。これはもう、そういう運命だったとしか言いようがないと思います。(三代、2021、p. 9)
前にも述べましたが、Google翻訳はわりと自分の日本語の直訳に近い形で英訳を出力してくれるので、自分が求めている英訳に近く、とてもありがたいのですが、自分の日本語がブサイクなこともあって、ときに文になっていないことがあるので、手放しにはできません。ChatGPTはとてもスマートな英訳を出してくれるのでとても参考になるのですが、今度はどうみても自分ではなく他人が書いた英文になってしまうので、あくまでも参考程度に使っています。両方の英文を参考にしながら、以下のような英訳を得ました。
In caring for the elderly, I once again think that it is very important to know the person involved and understand his/her condition, which was difficult for me, as I lived alone away from my parents' house. However, considering the future of elderly care in Japan, where the proportion of single elderly households and elderly couples living apart from their children increases, I believe that my experience with my grandmother's situation has provided me invaluable insights. Almost every day, my parents and I took turns visiting my grandmother in a care home for the elderly and spending time with her. The existence of my grandmother on my father's side, who had dementia, gave me a direct opportunity to face elderly care. I believe I can only say that this was such a fate.
英文法の時制の問題も、日本人にはとても難しい厄介な問題だと思います。ChatGPTやGoogle翻訳では、特に過去形と過去完了形の区別についてあまり厳密ではないようなことが書かれていました。過去完了形にしたほうがいいと私が思うところも、ただの過去形にされたりして、少しAIと議論したりしたのですが、恐らく口語化の影響もあるのではないかと思います。