翻訳作業 後期前夜

翻訳作業 後期前夜

 

これまで、鋭意翻訳作業に邁進してまいりましたが、いよいよ最後の第5章と「おわりに」を残すのみとなってしまいました。そこでまた、「はじめに」と第1章のところで行ったのと同じように、このブログ上にアップしていきながら、皆様からのご批判をいただきつつ、最後の坂を登っていきたいと思います。

 

これまで私は、以前日本語で出版した拙著の英訳に取り組んでまいりました。私は日本国内だけではなく、イギリスやアメリカにおいても研究者としての修行を積んできました。そこで多くの先生方、先輩方にお世話になってきたわけなのですが、人生の半ばを過ぎた今、特にコロナウィルス感染症やコロナワクチン接種以降の体調の不良など、いつ命を落としても不思議ではない今、日本の先生方ばかりではなく、これまでお世話になってきたイギリスの教授方やアメリカでお世話になった先生方にも、自分の感謝の気持ちを伝えたかったということが、大きな理由として挙げられます。私も一応研究者としての修行を積んできた一人として、ぜひ著作という形でこの気持ちを伝えたいと思ってきました。そのための英訳作業だったわけですが、ただ私自身海外での生活を切り上げてから結構時間が経ってしまっており、英語を使う機会が悲劇的に少ない日本での日常生活を長いこと送っていると、どうしても、拙いながらもこれまで培ってきた私の英語力は落ちてきてしまいます。英語を気楽に相談できるような人など私の周りにはいないので、なかなか英訳作業に取り掛かることができませんでしたが、しかし近年のAIによる自動翻訳技術が目覚ましい進歩を遂げている今、この技術をうまく活用して、自分の英語力のなさをカバーしながら、拙著の英訳に取り組んできました。実際、この技術に助けられて、ここまで翻訳作業を続けることができました。自分の英語を、鯱張らずに、極めて客観的に評価してくれるので、とてもありがたい存在になりつつあります。英語をうまく使えない日本人にとって、世界中の人々とコミュニケーションをとっていくための、欠くことはできない存在とさえ言えるかもしれません。

 

ということで、これから最終の第5章と「おわりに」の本文のところを、以前と同じようにこのブログ上にアップしていきながら、本文の英訳を完成させていきたいと考えております。図表などの細かいところや体裁の調整など、面倒なことはまだいっぱい残っているので、まだまだ時間はかかりそうですが、皆様方からの建設的なご批判を頂ければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。  三代