翻訳作業 後期第35日目
本日は、昨日までと同じ段落の続きであり、これまでの節の最後の部分に当たります。私は以下のように記述しています。
私の両親が望む老後を実現するためには、どれくらいの費用がかかるのか、例えば、同じことを介護保険を使って行った場合にはどのくらいの費用がかかるのか、使わずに行うことができれば、その差額はどれくらいになるのか、実践してみた結果両親はどれくらい満足が得られたのか、といったことに注目し、検証していきたいと思っています。私は一応介護職として一通りの職場を経験させていただき(ホームヘルプサービス、有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、ショートステイ、夜勤専従含む)、そしてほんの数か月でしたが、一応ケアマネとしてケアプランの作成にも携わったことがあります。なので、どれくらいの費用がかかるかは、ある程度計算することができると思います。介護保険制度は、ご存知のように多くの公費が投入されています。必要以上に切り詰める必要はないとは思いますが、今後介護保険制度を必要とする高齢者が増加していくことを考えると、無駄と思えることはなくしていかなければならないでしょうし、それはそのまま国家に対する大きな貢献につながるのではないかと思います。(本文 p. 133〜134)
私がホームヘルパーとして働いていたとき、独居で生活されていた認知症の傾向がある高齢者のご家庭に伺っていたことがあります。個人情報を漏らすわけにはいかないので、あまり詳しいことは書けないのですが、やはり認知症になってしまうと、健康的に一人で暮らしていくことはほぼ不可能なのではないかというのが、私の個人的な見解です。ですから、特に独居の認知症高齢者の対策は今後急務になっていくことだろうと思いますし、他にも高齢者夫婦のみで生活されている場合など、介護保険制度を必要とする高齢者が今後ますます増えていくことだろうと思います。特に、私も一人者ですし、両親がいなくなってしまえば私だけになってしまうので、もうすぐ”アラカン”の身としては、身寄りのない独居の高齢者の介護がどのようになっていくのかということは、我が身をもって体験していかなければならないことなので、今後の高齢者介護の推移には私も注目していかなければならないと思います。ということで、以下のような英訳としました。
Therefore, in my case, I believe I also need to consider the costs associated with nursing care. I would like to focus on determining the financial requirements for realizing my parents' future plans. This includes assessing the costs associated with the long-term care insurance and understanding the distinctions between utilizing such insurance and not using it. Furthermore, I aim to gauge my parents' satisfaction levels after implementing these plans. I have diverse experience in elderly care, having worked as a care worker in various settings (including a home help service, a paid nursing home, group homes, a day service facility, a short stay facility, and night shifts). In addition, I briefly served as a care manager, contributing to the development of care plans. Therefore, I think I can calculate to some extent how much it will cost. As you know, a large amount of public funds are invested in the long-term care insurance system. I do not believe there is a need to cut back more than necessary, but considering that the number of the elderly who will need the long-term care insurance system will increase in the future, we will have to eliminate what seems wasteful. I believe this will lead to a great contribution to the nation in itself.
やはり、現実的な問題として、私の両親の場合、もし私が両親と同居せずに高齢者夫婦のみの世帯で母親のみに父親の介護を任せなければならないとしたら、難しい性格で体もがっしりしている父親ですし、母親も体が小さいので、母親は現在健康ですが、母親の方が先に参ってしまうと思います。そうなってしまうと、父親も昔ながらの人間なので、母親がいなくなってしまうと何もできなくなってしまうと思うので、いわば最悪のシナリオとも言える共倒れということになってしまうと思います。なので、母親だけに父親の介護を任せることは、現実的には最悪の選択だろうと思います。とすると、両親のみで暮らしていて父親に介護が必要になった場合、有料老人ホームに入所してもらうというのが現実的な選択肢ということになると思います。ここからは昨日と同じ議論になるので繰り返しませんが、老人ホームに入所しなければならないとしたら、私の父親の場合には、あまり幸福な未来が待っているとは思えません。なので、満足度を測ることは難しいですが、有料老人ホームに入所してから3度骨折して寝たきりとなってしまった祖母のケースと比較しながら、両親の介護についても、今後いろいろな観点を持って考えていきたいと思います。 三代